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引用元:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1437535517/
 

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39: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 20:23:14.25 ID:fkEVakQY0
友人の話

湖の傍にあるキャンプ場で、キャンプファイヤーを楽しんでいた時のことだ。
歓談中に尿意を覚え、トイレへと出かけた。
すっきりして帰ってくると、自分の座っていた場所に誰かが腰を下ろしていた。

自分だった。
自分と同じ姿をした背中が、皆の話を楽しそうに聞いている。

立ち竦んでいると、仲間の一人が異変に気がついた。
スコップを手に取り、座っている何かに向かい、灰を一掬いして投げ付ける。

パッと姿が消えた。
誰もそこには座っていない。

他の仲間は一瞬驚いたが、「あぁ、またか」といった顔で話を再開した。
呆然とする彼に、灰を投げた者が説明してくれた。
そこのキャンプ場では、こういったことが結構な頻度で起こるのだという。
経験した仲間も結構いるが、特に何もないから気にするなと言われたそうだ。



48: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 21:40:07.10 ID:fxBas5GD0
トラックドライバーの彼が地元へ向けての復路での事だった
選択したルートは県境を峠で越え、寂れた村を一つ過ぎ、川沿いを下り城下町へ出て、会社へあと30キロというルート
県境の峠で日付も替わり、対向車もなくなり、寂れた村では灯りの点いてる民家など一つもなかった
この地上にはもう自分しかいないのではないか?と思わせるような不気味さだ
川沿いとはいえ辺りは深い山で、城下町まで来てようやく峠を越えたと実感出来るような道だった

その川沿いを下っている最中、彼は何気にサイドミラーを見た
お、一台追いついてきたな
向こう岸へ橋を渡るときもう一度ミラーに目をやる
ん、乗用車ではないな、トラックか? しかしやけに明るいな 電飾バンバンの派手なデコトラだなこりゃ
最後の長い直線の下りとなったとき、その灯りの主は半ば強引に追い越しを掛けてきた
おいおい、こんな所で捲らんでももうちょい辛抱すりゃ道も広くなるだろうよ
そう思い排気ブレーキで少し減速してその灯りと自分のトラックが並んだ瞬間彼は己の目を疑った
灯りの主は乗用車でもなけりゃデコトラでもなく、何とこの時代に大八車なのだ
しかも大八車を牽く者などおらず、荷台にはとてつもなくデカイ猫が乗っている
そして灯りは電飾などではなく、オレンジ色の炎に包まれているのだ
デカイ猫は彼に一瞥をくれるとそのまま彼を抜き去り、またたく間に直線の先の最終カーブの向こうへと消えてしまった

49: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 21:40:41.28 ID:fxBas5GD0
翌朝、会社でトラックを見ると大八車が並んだ右側だけが黒く煤けていた
それを見た車庫にたむろしていたジジイ共と、あちこち見回っていた社長が寄ってきて口を揃えて言った
「お前何やこれ? どこ走ってきたんや!」
彼が昨晩のルートと出来事をありのままに伝えると社長がこう言った
「う~ん、単なる言い伝えかと思っとったがなぁ いや、寂れた村なぁ あそこワシのお袋の出身地なんやが…
その大八車に乗ったデカ猫は"火車"っちゅうてな、生前の行いのよろしくなかった者の通夜に現れて亡骸を奪い去って行くっちゅう妖怪らしいわ
城下町で誰ぞよろしくない者が死んだんちゃうか?」
ちょ、社長、妖怪て… お祓いとかしくれんのですか?
「お祓い?ほんなもん金掛かるがな なんでも地獄からのお迎えやって話やけどな まあ用があるのは亡骸やろし、お前に災いはないやろ
ほんでも心配なら綺麗に洗車してよ、事務所の神棚の塩と酒をパッパっとやっときゃええやろ ヒッヒッヒ
ほんならワシこれから接待ゴルフやから、後は頼んだで」
そう言って社長はモデルチェンジの度に新車に入れ替える高級セダンに乗って行ってしまった
それを見送るとジジイ共がお約束のように彼にこう言った
「あの狸親父の通夜にも"火車"出よるで お~くわばらくわばら」



73: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/07/27(月) 21:03:25.47 ID:V6tiMmTG0
知り合いに伝え聞いた、山姥のお話

昔の山村ってさ、本当に交通網が発達してないのね
隣町に行くって言っても、徒歩で本当に峠も何回も超えなきゃ無理ってのも普通だったらしいね
そんな山村の付近の山に住んでたという山姥
この山姥が標的にしていたのは、主に外部から嫁いできたお嫁さんだったらしい
山姥のテリトリーの山に入ると、お嫁さんが忽然と消えてしまうことがあったそうだ
消えてからしばらくすると、山村に着物の一部と骨の一部だけが届いているということも
若い女子を食う山姥ということで、恐れられてたそうだ

というのは上辺の話で
実は、山姥は嫁ぎ先でひどい目にあって、それでも手段がないせいで逃げられないというお嫁さんを
こっそりと逃がしていたそうだ
この話をしてくれた知り合いの知り合いが、実際に逃がしてもらったとかそうじゃないとか

75: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/07/27(月) 22:14:48.34 ID:RTIQOq3g0
>>73
(-_-;) ええ話や…

85: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 09:39:49.34 ID:T94nBi7H0
>>73
いい話だな

閉鎖的な山村に嫁いだ嫁、それを逃がす山姥。
映画化できるなこれ。



129: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/01(土) 19:34:37.83 ID:t1KlY65y0
友人の話。

彼の実家の床の間に、古い大きな弓が飾られてあるという。
「そんなに古い物でも由来がある物でもない。
 何せ俺の祖父ちゃんが自分で作ったらしいからな」

この弓が時折、独りでに音を立てるそうで。
「最初に見つけた時は驚いた。
 どこからかヒューン、ビューンっていう音が聞こえるんで出所を探すと
 床の間の弓に行き着いたんだ。
 寄ってみると弦がこう、ビンビンと震動してた。
 まるで見えない指にでも弾かれているようにね」

「現実的に考えると、何かの震動を拾って共振していると思うんだけど。
 こんな山奥の田舎で、一体何の音を拾っているかはわからんけどね。
 家の者は誰も気にしていないんだ。
 まぁ元々、実家の裏山に生えてた御神木の枝を掃って作った物らしいし、
 御利益があっても悪いことはないだろうさ」

……御神木って何だよ? あぁそういや君の実家って……
……まさか無断で掃ってないだろうなぁ……
瞬時に色々なことを考えたが、一々確認することはしない私だった。



130: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/01(土) 19:35:29.73 ID:t1KlY65y0
知り合いの話。

猟師を長く務めていた彼の曾祖父、その葬儀でのこと。
火葬場で納骨する際、お骨と遺灰に混じって、何やら丸い小さな粒が沢山見つかった。
金属の玉みたいだが、数十個にものぼるその正体が、家族の誰にも見当が付かない。

かつての猟仲間だった老人がポツリと言った。
「鉛玉だな。昔は皆、こういうのを自分で作って使ってたモンだ。
 まぁ、このお人は特に業が深かったからなぁ」

曾祖父は腕が良く、他の猟師が呆れる程、沢山の動物を殺めてきたらしい。
遺族は鉛玉を骨壺には納めず、別口で供養してから山に埋めたのだそうだ。



131: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/01(土) 19:36:22.14 ID:t1KlY65y0
山仲間の話。

ツェルトを新調したので、試しがてらに近場の山で野営してみた。
夜中、そろそろ休もうかと思っていると、テントに近づいてくる音がした。
腰を上げた直後、外からヌッと入り込んできたものがあった。
大きな狐だった。テントの中が、一気に獣臭くなる。

しかし、どうにも様子がおかしい。
狐は身体を持ち上げ、両手を前にダラリと垂らしている。
まるで犬がするチンチンの格好みたいだった。
薄暗がりの中、毛皮は乱れ、目が虚ろで光がない。

暗がりに目が慣れてくるにつれ、何か大きな生き物が狐を咥えてたまま、
ツェルトに鼻先を突っ込んできたとわかった。

「うぉっ!?」

思わず大声を出すと、狐はサッと引き戻され、闇の中へ消えた。
何かが移動する音が遠ざかると、もうそこには何の姿も見えなかった。
その夜、彼は一睡も出来なかったという。



248: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/08(土) 20:48:35.30 ID:GXs7IcN60
知り合いの話。

彼の実家は山奥にあるのだが、そこには奇妙な山小屋があったという。
その山小屋は里の皆が協力して作った仕事場で、山に入る者に限り自由に
使うことが許されていたらしい。

そこで寝ていると、明け方、ある音で目が覚まされることがあるのだと。
トントンと包丁で俎板を叩くような、小気味の良い音。
しかし起きてみると、炊事場代わりの土間には、誰の姿も無い。
里ではこの音のことを「青菜切り」とか「青物切り」と呼んでいたそうだ。

この音を聞いた者は結婚願望が強くなるようで、遠からず嫁を貰うのだという。
昔は里に永く独り者でいる男がいると、ここに強引に寝泊まりさせたのだとか。
一種の縁結びの神様的な扱いをされていたと聞く。

この青菜切りという怪は人に憑く性質があるらしく、これを聞いた男が結婚して
所帯を持っても、誰も居ないはずの台所でトントンと聞こえることがあるそうだ。

「お節介な存在だよなぁ」と言っていた彼は、まだ独身である。
「そこに泊まってみたら?」と言う私に、「うーむ」と難しそうな顔をした。



250: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/08(土) 20:50:13.65 ID:GXs7IcN60
知り合いの話。

彼が実家の山で、棚田の手伝いをしていた時のことだ。
畦に腰掛けて休んでいると、地に面しているお尻がツンツンと突き上げられた。
「うひゃぁ!?」と飛び上がって地面を見たが、そこには何も無かった。

首を傾げて再び腰を下ろすと、しばらく経ってからまた、ツンツンと突かれる。
即座に腰の下を探ったが、やはり何の姿も見つからない。

何回も立ったり座ったりしていると、実家の者がこう声を掛けてきた。
「あぁ、ワラカラに突かれているなぁ。
 別にそれ以上の悪さはせんから、放っておきなよ」

ワラカラとは稲藁を意味する言葉だそうで、その里では昔から知られた存在らしい。
決まって畦に座っていると、地面の下からお尻を突いてくるモノなのだと。
その姿を目にした人はいないという。

彼はその後、できるだけ畦に座らないようにしたのだが、それでも何度かうっかりと
腰を下ろしてしまい、その度に「うひゃぁ」と突かれてしまったそうだ。

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